抗がん剤をはじめ、さまざまな医薬品開発にも可能性を秘めたMA-T®。
人々の健康に直結する医療・新薬開発分野におけるMA-T®の研究開発の現状とMA-T®医薬品の開発や承認に向けた取り組みを紹介します。
MA-T®は新規物質に相当し、医薬品の承認はフルスペックでの手続きが必要です。これは独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ事前相談に行った時のコメントです。それ以降も、厚生労働省や関連する方々にヒアリングして、最適なルートを順調に進んでいます。
MA-T®医薬品主成分の薬効試験では in vitro に加え in vivo
においても有効なデータが得られており、臨床用量設計に向けて最適値を検討している段階です。また、毒性試験においても、重篤な副作用がないことが前臨床試験の結果から判明しています。その他、GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)対応など医薬品の承認に向けた取り組みは順調に進んでいます。2023年からは臨床試験を開始する予定です。
MA-T®は抗がん剤以外にも、各種医薬品開発の可能性があり、大阪大学をはじめ、大学の研究者が取り組んでいます。