MA-T®の主成分は亜塩素酸イオンであり、絶妙なバランスで化学平衡を維持しており、作用する対象物が存在しなければ、ラジカル活性種は極めて安定に存在します。開発当初のMA-T®液剤(濃度100
ppm) は、常温遮光保管で10年以上が経過していますが、現在でも除菌効果は変わりません。
MA-T®は単純な系でありながら、長期間安定的に高い効果を発揮する仕組みであることが実証されています。備蓄用にMA-T®を活用すれば、感染症対策はもちろん、自然災害対策等にも役に立ちます。
ラジカル活性種である水性ラジカルは、安定に存在していますが、細菌やウイルスに作用することで消費されます。すると、すぐに亜塩素酸イオンが化学反応により、ラジカル活性種に変化することで補充されます。この一連の反応を繰り返すことで、細菌やウイルスが消滅します。
MA-T®は水性ラジカルを要時生成する仕組みにより、人体に安全なレベルの低濃度に抑えることができます。さらに、二酸化塩素ガスも発生しないことから安全性が高い事が証明されています。
2021年5月、コロナ禍で開催された「第75回NPO法人日本口腔科学会学術集会」において、大会長の阪井丘
芳教授(大阪大学大学院歯学研究科)がMA-T®口腔ケア用品(歯磨きジェルとマウススウォシュ)を用いて、学会参加者を対象に臨床研究が実施されました。
臨床研究協力者は、MA-T®口腔ケア用品を1日間、使用していただき、その後の唾液と舌苔を採取しました。
また、通常の歯磨きやうがいをした後の唾液を調べたところ、さまざまな菌が繁殖していた。一方、MA-T®を使用して口腔ケアした後は、これらの菌の繁殖は大きく減っており、口で試した初めての実験で効果があることが分かった(図1)。
図1 MA-T®の口腔ケアによる臨床研究結果